先日10月23日と24日にZoomで開催された、THE 37th ANNUAL INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ACUPUNCTURE, ELECTRO-THERAPEUTICS, & LATEST ADVANCEMENTS And VIII INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON BI-DIGITAL O-RING TEST OF THE BRAZILIAN MEDICAL ASSOCIATION OF BDORT(IV BRAZILIAN SYMPOSIUM ON INTEGRATIVE MEDICINE OF AMBBDORT)で田畑が発表したデータを元に検討します。
ロルフィングシリーズが終了後、どうすればいいですか?というご質問を受けることがあります。よくまとまっている場合には、基本的には半年くらい空けて変化を見守ることが意味を持つことがあります。実際に間を空けてかえって統合される例もありますが、写真判定以外に変化を追跡する指標がこれまでありませんでした。
今回、写真データからBDORTによって酸化ストレスマーカーの一つ8-OHdGのレベルを、ORT認定医の下津浦医師に測定してもらい、10シリーズ終了後数ヶ月または数年経過して、セッションを希望された方をピックアップして、時間による経過によって酸化ストレスマーカーがどう推移するのか調べました。
すると、一年以内(6ヶ月2例、9ヶ月1例)では、酸化ストレスマーカーは10シリーズ終了直後より、さらに減少傾向にあり、それ以上の5年、6年経過した例ですと、やや上昇傾向にありましたが、以前としてマイナスレベルに抑えられていました。いずれも、一回のみのセッションによって、10シリーズ直後と同レベルに酸化ストレスは減少していました。
これらのことから、10シリーズ終了後はしばらくプロセスが進み、酸化ストレスは減少し続けるが、数年経過するとやや上昇するため、調整維持という観点からは、数年に一回セッションを受けることで、酸化ストレスを低く保ったまま生活することが可能になるのではないかと考えられます。 以上の推察について、これらをより確認するためには、検体数を増やし、症例ごとに、尿をサンプリングして8-OHdGをELISAなどにより測定する等の手法をとる必要があります。
酸化ストレスのレベルは低ければ低いほど、がんや認知症、心筋梗塞などの生活習慣病から遠ざかると考えられています。
以下のケースは、最終的に-60まで低下した後6年後には-30に上昇していますが、以前として低レベルでした。一回のセッションが、効果的にさらに値を下げているのがわかります。写真からは、より統合されていると、酸化ストレスを低レベルに抑えることができる可能性をありそうです。