ハンズオンする前段階として、プラクティショナーとクライアントが相互にまず居心地良く落ち着ける場所を見つけることをします。いい間合いを見つけることになりますが、これは個々に持っている人間関係を投影するような位置でもなく、固定された位置でもありません。両者のその空間における、社会生物学的に共存できる配置になります。この関係性はユニークなもので、組み合わせが変わると、位置関係も変わります。そして、その関係性から生まれる身体的共鳴から派生する知覚の質も異なります。
理由はわからないが、ジャッジせずに、そのいい間合いからくる感覚に慣れてくると、位置を見つける感覚が育ってきます。それは本能的なことで、危険なところや、自分にとってそぐわない場所や方向を回避する感覚にも繋がります。
自分がいい流れにないとき、時に今は外部ストレス圧も高いために、そぐわないところがより顕著に感じられるはずです。本当は場所や関係性を見直すべきなのに、なんとなく自分の感覚に蓋をして、よりフィットする居場所を見つけるタイミングだとすると、今の環境を利用?すれば、フィットしていない違和感はよりはっきり感じやすいともいえます。
フィットして落ち着くべき居場所にいる時に、人生の流れに乗ることができます。その流れに乗ってしまえば、健康が過敏に気になったり、余計なことに引っかからなくなります。
落ち着く居場所にいるとき、人は、安全安心の感覚を取り戻すことができます。不安を誤魔化すための努力が減って、マインドもより建設的な方に向くことができます。
まずは、居心地のいい場所とその感覚を味わう時間を確保しましょう。