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2019年原宿VACANTでのイベントと共に  – Vol.2

vol.2「ロルフィング x 身がまま整体 ~心地よいカラダで年を越そう!~」
片山洋次郎 × 田畑浩良

2019.12.26 Thu

OPEN 19:00 / START 19:30
at VACANT/2F

定員:各回20名

vol.2のゲストは、身がまま整体『気響会』を主宰されている片山洋次郎さんです。片山さんが創り上げられた独自の整体法は高い評価を受けており、施術のみならず、多くの著作を通じて、身も心も気持ちよく生きる知恵を広められています。

今回は「心地よい身体で年を越す」をテーマに、何度もコラボレーションを重ねられているお二人の指導のもと、ご自身のカラダを労っていただきます。

原宿Vacantの大切な時期にこのような機会を頂き、とても光栄に感じています。
元々ロルファー仲間の楠美奈生さんが、こちらの素敵な空間で、身体についてのディープなワークショップを定期的に開催されていることは伺っていました。その楠美さんを通じてお声かけ頂いた時に、すぐ頭に浮かんだのがお二人とのコラボレーションです。

片山洋次郎先生とは、十数年前から、交換セッションやワークショップを通じて、共鳴や間合いなどについて探求を深めさせて頂いています。先生と共に、身体の声を無視した矯正的または固定的介入とは異なる、”動的な感覚”を重視する「空間身体学」を提唱しようとしているところです。それは、施術者の知覚状態 – 在り方を大切にしていて、触れることに囚われず、空間と身体との関係性を重視しています。参加者同士の交換ワークを通して、いい間合いと楽な呼吸、共鳴し合う、”心地いい”身体を体感して頂ければと思います。

片山先生の佇まいはいつ拝見してもすばらしいです。
レジェンドのデモのワーク。

空間に対する身体感覚を上げるウォーミングアップをしてからの、片山先生の仙骨を通しての背面への働きかけの様子。シンプルなタッチで、みるみる身体がゆるんでいくのが、わかりました。

田畑のデモのワーク。

デモの合間に、片山先生の身体はどのように共鳴しているのか、フィードバックをもらいながら、ワークを進めた。肝臓・胃の声を聞いてみた。

参加生同士ペアを組んで実習。

広いVACANTの空間を贅沢に使っての、交換ワーク。待って、しっかり聴いてやることで、身体は自ずと変化を始める。ただ、どの音を聴こうとしているかが、ポイントだったりするね。

最後のQ and Aの様子。
レジェンドとの記念撮影。

空間との親和性が増せば、自ずと身体は調整を開始することを参加者の方々と共有できたのではないかと思います。

このワークショップが始まる前に何をどうするか、かなり白紙でしたが、その場の空間がすることを誘ってくれた。片山先生の誘導の後、肝臓と胃の音、振動を聴いてみる感覚で触れる。すると各臓器も聞き手がいることを認識して、反応を始める。安全・安心の場の中で。

片山先生の直感からの曲リクエスト、Water is wideを皆で聴きながら、エンディング。来年にはもうこの会場はなくなってしまうけれども、参加してくれた人達のカラダを通して、ここで共有したことがずっと響き続けるような気がしました。

さよなら、VACANT、ありがとう!

担当の吉田さん、声をかけてくれたロルファーの楠美さんにも感謝!

2019年のいい締めくくりができました。

空間身体学研究所 田畑ロルフィング研究室