骨への適度な物理刺激が組織液の流動性を高め、炎症に関わるタンパクNF-κBの活性を抑制して、骨の強度・密度を維持するメカニズムが解明されたそうです。
間質液の流動によって細胞が力学刺激受けることが、運動によって促されるためには、組織液が滞りなく円滑に流れるルートが整備されていないといけません。
ということは、身体全体の運動も大切ですが、それに加えて、強度や骨密度が落ちている骨の周辺の組織液の通りを改善できれば、骨組織の正常化の手助けができる可能性があるということになります。
骨に関しては、Sharon wheelerというロルファーのBone workが知られていますが、その圧力をかなり使うアプローチではなく、振動を使いつつ骨膜からも働きかける手法をとっています。
予備)食品としては、トレハロースが、閉経後骨密度が減少する骨粗鬆症のモデルとなる卵巣摘出マウスにおいて、骨密度を上げることが示されています。