一週前には大和郡山を訪れ,次の日曜6月4日(日)は 福島県郡山市でワークショップ。
ロルファー仲間5人と共に郡山駅近くの会場に向かう。今回は,避難解除によって福島に戻ってくる方々もこの春増えるというお話を昨年11月に伺っていた。そのせいか,いつになく申込みは早い段階で埋まった。
午前のワークショップは15名,個人セッションは,25名の方々にロルフィング体験して頂いた。遠くは岩手,栃木,いわき市,福島市,会津若松,三春町,そして現地から集まって頂いた。
時間枠や場所など,通常のセッションと設定が異なる状況で,どれだけ早い決断とセッションに集中できるか,ロルファーにとってその力量が問われる貴重な機会となっている。 震災の影響がある土地でワークをするということだけで,何かの支援という意味合いはもはやない。
ソマティックワークは,エンターテインメント性が必要だ。身体が心地よくなる,気分が変わる,これはワークに意味がなければ起こりえない変化だ。
その変化の体感があれば,それに対して投げ銭してもらう。ストリートで芸や演奏するアーティストと同じ感覚である。 面白ければそれに応じてお金という形で交換しバランスを取る。
初回は無料ではじめたが,参加者のお一人が,無料だと参加しづらいし遠慮してしまうので,お金をとって下さいという申し出があった。確かに気兼ねなく参加してもらうにはその方が正解かもと思って,今のところ,投げ銭方式をとっている。
結果としてだが,ワークショップ,そして個人セッションも,お決まりのスクーリング形式のトレーニングでは得られない,ワークの幅を広げる貴重な学びの場となっている。 通常の個人セッションと異なる設定で,あれこれ考える間も与えられない状況でセッションに集中すると,今まで使っていなかった力を使いはじめる自分を感じる。そしてその体験がまた,通常のセッションにも何か発見をもたらすいい循環になっているようだ。
会の終わりには,頂いたお金を持って,打ち上げ。とても不思議なことに,会計をすると,頂いたお金と会食代金がほとんど同じ額になる。偶然とはいえ,どこか上の方で会計してくれている気持ちになります。
今回の同行メンバーロルファー仲間