先週120min枠で10回シリーズを終了された方から最終セッションのレポートをお送り頂きました。
以下,紹介します。
10回目。田畑さんが居て自分が居る部屋・空間で、私は素直に横になっていられた。 ぴりぴりする緊張感やもぞもぞと落ち着かない不安や恐怖なく、そこに居られた。 田畑さんの言葉を素直に聞こうとし、余計な思考で頭をうるさくしないでいられた。
これは 初めて人を怖がらずにこの場に居ようと素直になれたこと。 人と安心して居られたことだと思った。
“身体の地殻変動”10回のセッションを終了して思い浮かんだことばがこの言葉。まさに深部から生ずる力による変化です。
ほとんど触れるか触れないか・・身体に対して最小限の接触だけ。それ以上具体的な働きかけを感じないのに 何かが変化する不思議。
患者に近づきもぜず、といって離れるでもなく 自分の存在を押し付けるでもなく、距離を取ろうとするでもなく。
初めはそれがいいのか嫌なのかよくわからず、ちょっと困りましたが 今はその立ち方がとても良かったんだと思えます。
こちら側の勝手な思い込みや理想の投影をきれいに受け流してもらえ、変な緊張や期待を起こさずに済んだからです。
施術後半6回目以降は、直後は心穏やかで身体も温かくとても気持ち良いのに 1日経つと何とも言えず心が落ち着かず 気分が落ち込む感じになりました。 これは 身体の変化と心の変化のズレから来るものなのかと感じました。
ですから今は、ちょっと遅れての心の地殻変動が始まりだしている時なのだろうと感じています。
何事も“変化”というのは楽しいばかりではないという事を実感しています。
最後にこの10回のセッション 受診前に思っていたものとは全く違う
想像以上の変化を 体感・実感させて頂きとても感謝しております。
ありがとうございました。
Rolfer’s Note: セッション中盤から,身体が整っていくことに反して,トラウマ的な体験を思い出したり,ロルファーとの距離感や投影などが表面化してきたセッションでした。施術側としては,間合いを詰めすぎず,かといって離れすぎない距離を大切にしながら,セッションを進めました。最終的にいい着地点が見つかり,シリーズ中盤に浮上してきたトラウマや投影を越えてシリーズを完結できてうれしく思います。
上記はいくつか抜粋した形で掲載させて頂きましたが,完全版は以下のページにアップしています。http://rolfing.asia/pg203.html