ロルフィングシリーズの第4回目のセッションを終えた後で,クライアントの方がご自分で気がついたことですが,
”ふと思ったのが「私は、悪いところにしか意識がいってないな」ということです。調子のよいところ、痛みがなくなったところもあるはずです。だけどいつも痛みや苦しみを感じるところばかりを探しているような気がします。それでは、自分を痛みで包み込んでしまうのではないかと。”
身体の違和感に注意が向かう傾向の強い方ですが,ソマティック・エクスペリエンスでよく行うように違和感以外のリソースに気がついてもらうような促しは一切行っていませんでした。クライアントの方が,ご自分でそれに気がついたことはとても大きなことだと思います。
違和感やトラウマを追跡している状態では,自己調整能とつながることは難しいですが,痛みをとことん感じる時間も全くムダとは言い切れない大切なプロセスだと思います。
違和感以外の感覚にも注意が向くようになれば,可能性が広がり,生きていく姿勢にも違いが出てくるはずです。
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