ドイツで活動されている舞踏家5/10

第5回目

歩いてセッションに向かう際、足先が重い。足の爪先で地面を掴む。

股関節が柔軟になって、歩く際に足をスムーズに前に出すことができる。くるぶしの関節も痛みはあるが柔らかく、前後左右に回せるようになっている。

これまでの歩き方だと、かかとで着地して、足先は着地させずにそのまま蹴り上げていたのだが、爪先を地面に残して踏み締めつつ足を前に出すことができるようになった。

仰向けで右側と左側の感覚の違いを尋ねられる。右側の方が当たりが柔らかく、左側は少しざらつく感じ。右側の足・頭・側面でも感覚が違う。右膝を立てて、足の親指が地面に着くように、また脛の重みを感じるところからスタートする。

骨盤の重みを感じていくと、全身を肩や後頭部で支える癖があることに気づく。緊張しているところには重みが感じられていない。重みを感じられるポジションに時々直す。

右膝を立てたポジションでひじの筋肉に方向性が与えられる。

時々、左足が骨盤からガクッと落ちて、足の爪先が伸びていく。

頭を触られた時、あるポイントから先は両脚の感覚がなくなり、脛の重みも感じなくなる。

肘の筋肉が引っ張られると、骨盤の中を流動体がゆっくり流動しているのが分かる。

田畑さんに「どうですか?」と尋ねられる。眠っている訳ではないのだが半覚醒状態に入っていて、感覚を瞬時に言葉にすることができない。「考えていいですか?」と尋ねたが、「いや、考えなくていいです」ということだった。

セッション後は顎の重みが感じられるようになる。顎を上げる癖があるのだが、重力を感じつつ自然に顎を引けているようだ。

帰り道、鼠蹊部まで息が入るようになっているのに気づく。

視野が広がったようにも感じる。目の横の方でも風景が見えている。

肘と手首が回転するようになった。肩を真上に上げられるようになっている。肘の筋肉がいつも硬かったのが、柔らかい手触りになった。

体が全体に軽い。精神的にも軽くなったように思う。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー

2019年12月に片山洋次郎先生とのコラボワークショップで御世話になった方です。ダンスを実践している中で、セッションを通して自身の身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいとのお考えでセッションに臨まれました。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 5/10

今日も遅刻か? と思ったら、

渋谷駅に着いた時に約束の時間まで20分あった。

代官山駅から向かうより、渋谷から向かった方が早く着くと思って歩いてみたら、左脚が上手く前に出ず、階段を降りる時には、膝が痛んだ。脚の不調でたっぷり20分つかって、ドア前で予約時間ジャストのタイミングになっていた。

左足の膝の外がわに不具合を最初に感じたのは、12月15日、玉川大師訪問の際、正座を組む時だったが、放っておけば治ると思っていたが、一週間後、12月21日の玉川大師への二度目の訪問で、正座を組んだら、更に痛みは増していたことに改めて気付いた。

12月21日の玉川大師には、大晦日の儀式を生配信するため、真言密教の大僧正が洒水の儀をしている様子を見学にいったのだ。洒水の儀の最中だけは集中していたので、痛みが遠のき、御利益で痛みが消えた気になっていたが、左脚の痛みは増すばかりだったのだ。

施術ルームに入る時には、考えてもいなかったが、

今日のセッションは左脚の施術だけにしてもらって、セッションとは別枠にしてもらった方がベーシック10を続けるあたっていいのでは?という台詞が口から出た。

しかし、セッションの流れの中で起きている出来事で、セッションがすすんだらまた違った展開があるかも、ということで、第4回目のセッション開始となった。

施術前の写真、そして、歩行。

田畑先生の見ている前で歩くと、膝まわりのこわばりを感じず、安定して歩けた。ロルフィングの場の力か?

入室時に、1番の痛みを感じたにも拘わらず、歩行を見てもらっているだけで身体に安定感が出る不思議。

仰向けからスタート。

左膝をベッドの縁に置いて脚を床に向かってたらす姿勢。左脚の下にボールを置いてもらうと脚の重みを感じず、ベッドの上に脚を置いているより楽に感じた。

骨盤の内側をさすってもらっていると胴体の中に縮こまっていた脚がのびていく気がした。脚をCS60でもこすってもらい、筋肉のこわばりがとれて、脚の内側がゆるゆる溶けていくのを感じた。脚の表面積も伸びていく感じ。

施術が終わって立って歩いてみると、重心を預けられなくなっていた左の脚にも身体を預けて歩くことができた。左の骨盤に体重を乗せられる感覚があった。左半身が一本の木のように太く強くなった気がした。

歩行の途中で、頭を支えられて、「骨を探してください」と言われた。頭を乗せる首の辺りの骨のことかなと思って、頭と首の辺りを意識したら、はまった、というポイントがあった。

自分で自分にとっていいポイントをみつけて繋ぎ方を変更できるんだと思うと、前向きな気持ちになれた。

自分ではいつも身体のバランスを崩すような姿勢をとってしまうばかりで、身体が楽になるポイントを探すことはしてこなかった。

首の上というか背骨に頭が乗ったタイミングで、「頭の上の空間を意識して」と言われ、首と頭の繋ぎに集中していた意識を外側に向けた。

身体の内側で起きることに意識を向けてばかりだったが、身体のまわりも自分の空間なのだと感じた。頭の上の広がりを感じると頭が楽になった。

2回目のセッションの後で、頭の上にも空間があることに気付いたら、頭が軽くなり、首の痛みも消えたことを、すっかり忘れていた。

自分で意識していい具合のポイントをみつけたり、身体のまわりの空間を意識することで緊張が溶ける。自分の意識で変化を起こせることに気付いて前向きな気持ちになった。

頭と首の位置の調整後、楽にはなったが、自分としては、身体は前のめり、首も前に傾げている気になっていたが、そこが私の真っ直ぐポイントだった。

今までかなり反り返っていたのだ。

首が反り返った位置から、首の上というか、首が身体の真ん中に戻ったところで、

改めて、わざと反り返ってみると、いつも痛みを覚える首の付け根が痛い。痛みのあった場所を支点にして、頭を背中の方へぶら下げていたからかもしれない。

よく足許のものにぶつかっていたのも、首が後ろに反り返って見えていなかったのかもしれない。

視界も広がった。気分がいい。

帰りも渋谷の駅まで歩いたが、脚の緊張も大分抜けて楽だった。

レポートと関係ないことですが、

施術の前日、田畑先生が紹介してくれた安田登さんの能を収録に立ち会って、耳なし芳一の創作能を拝見し、ものスゴい般若心境を唱える安田さんの声を聴いたことをお話したい気持ちだったのですが、その場にいない方のことを話すのも良くないかも? と思いつつ、入室してから、少し経って、配達されてきた荷物が、安田登さんからの本だったということがわかって、シンクロニシティーか? 

と思いました。

ちなみに、施術前日に拝見した安田さんの能はそもそもユング研究所で披露するはずだった・・・という経緯に由来した演し物で、ユングだし、シンクロニシティーだし、と思ったりして、こんな驚きもロルフィング由来なのだろうと感じました。

アイダ・ロルフにも興味を持ちました。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session5

セッション5回目は仰向けでの施術をして頂きました。
下肢を中心に調整した後、片足をベッドから下ろして丹田辺りを抑えられながら、じっくりと股関節周辺に働きかけていきました。
施術を終え、立ち上がって歩いてみると、これまでと大きく異なる感覚がありました。膝の内側の感覚が強まり、腰が深くなり、上半身が広がった感じがしました。
予想していなかった変化に驚くと共に、開放感のような嬉しさを感じました。10シリーズを半分終えて、すでに期待していた以上に変化していると思います。ここからどのように変わっていくのか、まだまだ楽しみが続きます。