能楽師の安田登さんとのイベントを終えて

3/8に,代官山ライブハウスで,下掛宝生流ワキ方の安田登さんとのイベントがありました。たくさんの収穫があった今回のコラボでした。

深いセッションをしていると,自分が憑依性を帯びてくることがあります。自分であって,自分でないような感覚です。それは,スピリチュアルと言えばそうなのですが,特別なわけでもないし,かといって意味不明の怪しさでもないけど,確実に起こることです。

ワキという役割は,積極的に霊を呼び込みながら役を演ずるそうですが,憑依されてしまうのを避けるために,肚に力を入れるそうです。

肚に力を入れるというのは,力むこととは違うので注意する必要がありますが,要するに様々な情報に気づくために知覚は拡大しながらも,自分がお留守になって,乗っ取られてしまったり,他人の感覚と自分との境が曖昧になって精神的に不安定にならないようにするためには,肚に意識を向けることがことさら重要ということです。

これは,セッションで体験的に分かっていることですが,肚が感覚で満たされていないと,ワークの効きも悪く,セッション自体がどよ〜んとしてくるので,肚は常に重要だと思っていたことと,安全にセッションを進めるためにも押さえるべきツボ中のツボです。

あ〜久し振りの安田さんとイベント楽しかった〜。