Aさんのセッション1の感想

様々な深い気づきの伴うレポートをお寄せ頂きました。
【ロルフィングレポート①】

●セッションを受ける前の主訴
・表面的には痛みをとりたい(首、肩、頭痛)。
・すぐに緊張して硬くなる体をコントロールできるようになりたい。
・すぐ疲れてしまうので、できることに制限をかけてしまう。
・頭を使うと疲れてしまうのが自覚しているのに、自分の想像以上のスピードで思考が先走るため体と調和がとれない。
・気候、気圧の変化に敏感すぎてしんどい。
・刺激の閾値が低い、感受性が高いと感じるがそれでいつも疲れる。
・体が先にノーと言ってくるので、何がストレスかがわからなくなる。
●初めてお会いした際
平然を装ってはいたと思いますが、知らない人に会うのはあまり得意なことではないので、緊張していたと思います。

田畑さんがあまり、言葉が多くなく、距離があって入り込まれないことで逆に安心をしました。

後で振り返ると、初めて会う人、行く場所、見るもの、意図的にではなくてもかなりの早さで目で情報を集めに行き、主観的に何かしらの評価をしようしていることに気がつきました。
●受けている間
・呼吸に意識を向けることが、強い力を使わないと向かないことに気がついた。
→いつも呼吸が浅いという認識あるが、なかなか変えられないのはそういうわけかと感じれた。

・施術者の位置だけで違和感のレベルが変わり、自分の身体の感覚がとても変化したことに驚いた。

・聴覚や、視覚、空気感などに対して体が不随意(自分が意識していると思っているよりも更に)に働いていることを非常に感じた。

・痛みや違和感などがなくならないと、呼吸の変化が解りずらかった。

・常に症状(痛い、違和感)に意識が向いてしまうことがわかった。

・心地が良いより、心地悪いに意識がむく。
→普段から問題をみつけて、それを解決しなければいけないという仕事のやり方、考え方にとらわれている気がする。(本来はそうすることがベストではないというのは気がついているのに)

・左手を伸ばすイメージで、体幹、下肢のいつもチカラが入りずらいところに力が入る。イメージするだけで体の準備はできるということを感じる。

・逆に如何にいつも手先、足先などわかりやすい所だけで身体を使おうとしているかを感じる。

・いつも不調がある左側は何かに頼る余裕がないことを感じる。感覚かない、支えられないから独りでに頑張って辛くなってるんだなと感じる。
●セッション後帰り
・歩くのが楽、背中が丸くならない。

・気持ちも軽くなる。

・足の裏で地面を捉える感じがある。

・帰り本屋に寄って本を読もうとしたが、くらくらしてぼーっとするのですぐに止めて帰る。

・座ると置き場所がわからない。立つ方が楽。(いつもと反対)

・本や携帯を見るといつもの距離感だとくらくらしてしまうので見るのを止める。

・だらだらと引きずらない。体が変化していることを認めてできないことを止める。体を守る意識が働きやすかった。
●次の日〜2日後
・朝すっきりと目がさめる。こんなに爽快におきれたのは記憶がないくらい。驚いた。

・朝ご飯、弁当を準備をする余裕がいつもよりある。頑張らなくても動ける。朝辛くてぐうたらしてる自分にいつも嫌気がさすので、自己嫌悪にならない。

・午前中は仕事をするときに普段よりすっきりしていた。

・仕事に対する意識も軽くなる。タッチも明確になる。

・余計な事をやらない。余計な場所を触らない。他者との距離がとりやすかった。

・午後は3時頃に疲れて頭痛が起きそうだったので薬を飲む。ロキソニン一錠。
●3〜4日後あたりの出来事
・横になって呼吸に任せる時間を意識的に作るようになった。

・頭で考えないようにするようにと考える。

・脊髄レベルでまず体を整えることを意識する。

・自分の体の置き場所がいいところを探すようになった。関節の角度、位置、頭、体、足の向きなど。動きやすいところ、体に任せるように意識をして動かす。

・脳の中で起きていることを整理すること。心、からだ、頭、感情、理論といった言葉になると分かりやすいようで曖昧にみえる表現でごまかすことをすこしやめてみること。

・仕事するときに一人になる環境をより選択するようになった。余計な会話に加わらない、余計な情報を耳に目に入れない。
●5〜7日後の出来事
・やりたくない仕事(今までならば嫌でも未来の自分のためや、相手のために引き受けていたもの)を断ることができた。

・自信とは、自分の本能的な感覚だけをそっと受け入れてを信じることだという感じがすっとわかったような気がした。

・諦めることが出来るようになってきた。思うように行かないときは、それを手放しすしかない、しょうがないという思考が出てきた。

・まだ起こっていないことに期待を抱かなくなった感じがする。

・感情を出すけど、それを無防備に相手に言葉としてひょいと出してしまう前に、少し待つことが出来るようになった気がする。

・反応する刺激は人の感情や、表情や、空気感や、言葉など。思っていたよりも入り込んでくるんだと納得する。心構えがあるので、まえより落ち込まない。

・ならば自分のために意図的に環境を変えなければいけないということも理解する。

・座ることが心地が悪いことがおおい。座るということは、人間(今の私だけ?)には思っているより難しい事だと感じる。人間は立って歩くように出来た生き物みたいだ。

・体が落ち着くためには関節が求心位にあると楽で、その方向に筋肉は勝手に持って行きたがることをより実感する。きゅーっと引きつけられる感じ。

●それ以降
・首から下は比較的楽になり、左下肢にも意識して体重をかけられるようになった。

・首、頭は痛みや重さなど違和感が強くて、疲れるとすぐ横になりたくなる。

・前は体が辛くなると思い通りにならないことにいらいらして、自分の体を憎んでいた気がするが、今は大事にするようになっていることに気がついた。思っていたよりも答えは近くにあるのかもしれないと思う。

・前よりも少し感情を出すようになった気がする。パートナーに対して怒ったりできるようになってきたこと。まだ人前では泣けないが、1人のときに涙がちゃんと出るようになった。

・体に合わないと感じるもの甘いもの、小麦粉を食べるのを止めれるようになってきた。以前は具合が悪くなるとわかっても疲れると食べてしまっていた。
●その他
・体が辛くなると、セッションのときに手を当ててもらった感覚を思い出して働きかけてみた。

・セッション後の自分の感覚を書きだす、書きながら自分の内側を探るということをしていると、それにさえ力が向きすぎてしまうことを感じる。ちょこちょこ。これは書いておこうとふと思うくらいがちょうど良い。

・いままでセラピストとして何かを与えなければということばかりを考えてきたが、それは自分を予想以上に消耗させ、お互いにとって良いやり取りではないのではないかと考えたりする。

・自分の感情と、相手の感情を混ぜないようにすることの大切さを時折意識するようになった。

★自分の今の精神状態
・実はこれはセッションを受ける理由ではありませんでしたが、9月の頭に実の母を亡くしました。そういうタイミングでした。
それは想像していたよりも理解のできないことで、今自分がどこで何をやっているのかわからなくなることがまだまだよくあります。
考えていたよりも母と私の心の中での繋がりはとても大きかったことを実感しています。
認識したいことと、したくないことがありまだ自分の思考にシャットダウンをします。
でも以前より空想の中に自分を置かなくもなったような気がします。