updated at 2017-12-25
You can see what is happening after the session with gentle touch and non-invasive approach.
The body will change itself under conditioned field without pain and pressure.

左股関節が人工股関節に置換されているケース

Before Rolfing : 左股関節に人工股関節置換術,さらに左膝には半月板除去術が施されている。膠原病からくる関節リュウマチにより,全身に痛みのある60代の女性。医師からは,股関節が外れるリスクがあるため,股関節を開く動きをしないように強く指導されているためか,過度に内側で支えようとする傾向が認められた。写真のBefore 1のデータが示すように,左股関節への信頼がなく,サポートがないことがわかる。歩行も不安定。


ワークの意図と介入:
1回目のセッションでは,左股関節が現状より支えやすい位置に配置されるように,motile responseにlisteningしながら,repositioningを行った。また,膝に対しては,ケースBと同様のアプローチ。仰向けで立て膝の姿勢で,自己イメージよりも少し外側で支えられる安全で可能な位置があることを体感してもらうワークも有効でだった。1回目のセッション後に,左下半身のサポートが充実し,一週間経過後もバランスの維持が確認されている。前後のバランスは,1週間経過後の方がむしろ骨盤に水平性が得られているのがわかる。全身に痛みがあるということもあり,シリーズを通して,用いる圧力は最小限にして,Yieldingによる安全な環境とmotile responseに従う極めてgentleなムーブメントのみを用いた。


After Rolfing : 両脚のサポートが充実し,コアも充実している。ご本人の感想としては,元気になったとのこと。歩行も安定し,Contralateralな動きも引き出された。また,3回目の後,ご本人の都合により,4回目まで約5ヶ月の間隔が空いたが,その間も左半身のサポートは維持され,統合への変化が継続していたことが分かる。

Rolfer’s Note:

3つの実施例ともに,supportの充実がテーマであり,そのために関節のdecompressionとムーブメント教育が有効であった。また,変化が全体と調和するのに十分な時間を確保した。また,自己調整機能が機能しやすい環境,つまりyieldingが十分引き出されるような場を提供した。このことが,クライアントがリソースに繫がり,内側からの自発的なdecompressionを引き出すことにも繫がった。どのケースも故障や痛みが広範囲に認められるので,圧力に依存せず,特に故障箇所の変化を強要しないことに注意を払った。また,セッションの最後,立ちあがるまでに,念入りにトラッキング等,重力への適応の為に統合の時間を十分とる必要があった。

 
10回終了後も,高頻度でお受け頂く必要のある方や18歳未満と80歳以上の方,及び研究対象として指定させて頂いた場合に限り,セッション料金を変更させて頂くことがあります。